立ち上がれ、ムスコ!
皆さんは、自分がインポだと思った、もしくは本当にそうなってしまった、という経験はお持ちだろうか。
あれは、本当に辛い。ただ単に勃たないという物理的な現象が、気持ちにもあんなに大きな影響を及ぼすとは、私も思わなかった。あの焦り、惨めさといったら・・。焦れば焦るほど、そして、逆に大丈夫だ、大丈夫だと自己暗示をかければかけるほど、全く自分の意思に反して、わが棒は頭を垂れてしまう。やばい。(注:今は、大丈夫!)
振り返ると、決して「如意棒」ではなかった
でも、自分の棒を”小用以外”の用途に使った歴史を振り返ってみると、実は、我が棒は、決して、ずっと「如意棒」ではなかったことがわかる。いや、如意でない時の方が多かったかもしれない。
まず、確か小学4年か5年ぐらいで精通して以来、もっぱら”自らを慰める”日々だったが、思春期は、逆の意味で「如意」ではなかった。つまり、水着のポスターを見ただけで、また、女の子が体育の時間に胸をブルンブルンさせながらブルマー姿で走っていただけで、そして、退屈な授業で、好きな女の子を思い出しただけで、その子と初体験をする様子を想像してしまい、速攻で立派なテントが立ち上がる。そしてそのテントを畳むことは、自分の思い通りにいかなかった。なので、全然「如意」ではなかった。今思えば、あえてこの頃の、勃ちっぱなしの、逆の意味での「不如意」に戻りたいけれど笑。
初体験でも、風俗でも
そして、先日ブログに書いたように、記念すべき初体験の時。実は何回も大人の男性に調教のようなものを受けていたことが後でわかったお相手の女の子の前で、何も知らず処女だと思っている童貞の私は、「大丈夫だから」と嘘で見栄を張るも、いざという時、見事にフニャり。
また、実は風俗も、今思えば、おそらくありとあらゆる業態を好奇心で経験したほうだと思うが(笑)、フニャりの時が何回かあった気がする。よく考えると、ガッカリした時よりも、寧ろ好きなタイプで、好意を抱いてドキドキした時にそうなった気がする。また、勃たなくて焦る私に「大丈夫」と優しく慰めてくれて、一生懸命フェラをしてくれた女の子には本当にうれしかったが、そうしてくれればくれるほど、ムスコは言うことを聞いてくれなかった。
頑張ろうとする気持ちと反比例
私生活でも、まだ、ある。
3、40代の頃は、身近にいた、あこがれのセクシー女性や、手が届かないと思っていた女性の方から誘惑されることも何度かあった夢のような?時期がある。その時も、願ってもないチャンスなのに、最初はどうしてかだめだった時があった。その後、再挑戦に成功してからは、何かに取り憑かれたように、獣のようにお互い求め合ったのだけれど・・・
こういうことからわかるように、きっと、頑張ろうと思った時にこそ、また、人間的に好意をもった時こそ、逆に最初は緊張してしまい、フニャりになってしまうようだ。
この棒は、本当に厄介な代物だ。例えて言えば、勝負をかけたい試験や発表会や試合の時に緊張しすぎて失敗するようなものかもしれない。
中年以降、漲る自信 性を謳歌していたはずが・・
しかし、そんな私も中年になるにつれ、経験を重ね、知らぬ間に性生活は充実の一途だった。男性週刊誌の記事のように「夜のバットも絶好調」だったのだ。
屋内、屋外、ありとあらゆるシチュエーションでのエロを楽しみ、ドキドキするようなちょっとやばい場所にも行った。
セックスへの自信もどんどん膨らみ、それが好循環となっていった。そして妻にも出会い、ますます絶好調に。平安時代の貴族の?遊びの「貝合わせ」、ではないが、自分の棒と妻の赤貝はあまりにもぴったりと合った。世の中には、そういう運命の相手がいて、それを探すためにセックスを続けているのかもしれないと思ったほどだった。
前回記事の「ある場所」とは?
さて、ここで、前回のブログの続き。
上記のように、性を謳歌する延長で、夫婦で、ある場所に行ったのだが、その場所に通い始めた頃、また、悪夢のフニャりに襲われたのだ。しかも、それは一過性ではなく、しばらく続いてしまい、私の焦りはピークに達した。
ところで、その場所とは?
そのことを、まさに今日の記事で書こうと思い、書き始めたのだが、、残念ながら、とりあえずはやめておくことにします。すみません!!
というのも、ちょっとあまり大っぴらに言えないこともあり、色んな人に迷惑がかかってもいけないし、自分もまたぜひ行ってみたいので笑、とりあえず今回は、言及なしにします。
本当は結構リアルに書くと興味を持ってくれる方も多いと思うのだけれど、とりあえず、やめておきます。いずれ、また書ける時に。リクエストがもしあれば、考えようかなと。
元気を失ったムスコに 妻の反応
ムスコが元気がなく自分の元気も喪失してしまっま私に妻はこう言った。
「ねえ、欲しい」と。
実はこれ、昔私が妻にお願いしていたことなのだ。「俺がもし歳をとって勃たなくなったら、絶対に、”大丈夫よ”、とか言ってなぐさめないでね。余計に惨めになってしまうから。その代わりに、”私欲しいの”、と求めて欲しい。そうすることで、男の自信を取り戻せる気がするから」とお願いしていたので、妻は早速、50代ではちょっと早すぎるけれど、私のお願い通りのことを言ってくれたのだった。でも残念ながら、効果はあまりなかった。
ED克服 緊急作戦
そこで、危機感マックスに達した私は、とにもかくにも、なんとしてでもこの状態を脱してやろうと、手当たり次第に、できることは、全部やってみた。
①まず、牡蠣。亜鉛を求め、毎日スーパーで牡蠣を買い、茹でたり炒めたり、とにかく食べ続けた。
②そして、今ではサプリ一般に対する見方は、例のなんとか麹問題以降、少し変わったが、亜鉛にマカに、チンポによさそうなサプリを毎日摂り続けた。
③さらに、私は、中国医学、鍼灸の力も信じて通ってみた。結構値段が高く、続かなかったけれど。
「睾丸マッサージ師」の一言に救われる
あっ、それとまだあった。
④睾丸マッサージなるものにも、トライしたのだ!
ヌキはない、非風俗のマッサージだ。竿には絶対に触れずに睾丸を活性化させてくれるのだが、こんな恥ずかしい格好でタマを揉まれたら、間違いなく勃つと思った。しかし、なかなか反応してくれない。
その時に、私には、ピンときたことがあった。
あっ、俺、無意識に、いつも包茎のことを気にしてるな、と。
妻と行った、“あの場所”でもそうだったし、他の女性と交わった時も、性を謳歌し始めた中年になってからも、そう。いつも包茎が気になって嫌だったのだ。だから、いつもこっそり事前に見栄剥きをしてた。たかが皮が余ってるだけのことなのに、常に自分はコンプレックスを感じている。そして不潔になりがちな状態がいつも本当に嫌だった。
そこで、この睾丸マッサージの40歳ぐらいの女性施術師に、思い切って聞いてみた。真面目な顔で、包茎をずっと気にしていたこと、手術を若い頃から何度も考えては怖くなってやめていて、でも、やっぱり今でもやりたい自分がいることを。多くの人は包茎手術はしなくてもよいというが、私はやっぱりやりたいのだけど、あなたはどう思うか、と。
マッサージ師は、私の予想に反して、爽やかな声で「ちょっと失礼しますよ」と言い、さっと事務的に私のムスコを取り出した。そして数秒ほどじっくり見て、「ちょっとごめんね」と言って、皮を亀頭に全部被せてしまった!
うわわっ! 一番見られたくない状態にされた!小学生のチンポのように、亀頭の上に、ちょんと摘めるような皮が載った、いや、それどころか、もっと皮が余ってダランとなっているほどの、自分としてはものすごく格好悪いチンポがそこに現れた。
お姉さんは淡々と続けた。
「包茎の人はたくさんいると思う。でも、私も職業柄わかるほうかなと思うけど、確かに気にしているように、平均よりも皮がかなり多いかな。」
そして、また、サッと慣れた手つきでチンポをしまった。
「もし手術決意したら、私、応援するよ!実はさ、彼氏が去年やったの。彼のもあなたのと同じぐらいの包茎かな。で、実はちょっと言いにくいけど臭いこともあったし、それまで付き合った男がみんなズルムケだったから、その彼とは、セックスの時の感じも、ちょっと。彼のことはすごく好きだから、チンポなんて2の次と思ったけど、好きだからこそ手術してほしいなと思って言ったのね。そしたら彼も実は気にしてて、結局2人でやってみようって。で、今は、やってよかったねって言ってる。はっきり言って、チンポ格好よくなったし、セックス断然気持ちよくなったよ。あなたも奥さんに全部打ち明けて相談してみたら。それで2人でやろうってなったらいいよね。応援してるわ!」
ムスコが・・・!
その時、驚いたことに、私の体に変化が起きた。施術用のパンツにしまったはずのムスコが、あの、どんなにエロいシチュエーションでも寝たままだったムスコが、ムクムクと起き上がったのだ!久々のテント。おお!ムスコよ。元気だったのか!
私にはなぜ勃ったのかがすぐわかった。チンポを見られたことがエロかったとかそんなことじゃない。
多分、これまでは女性の前で包茎を見せることが恥ずかしく、自分と女性の間に何か緩衝材のような物を入れていた自分がいたけれど、このマッサージ師に、それを全部取られて、全部恥ずかしいところを見られた上に、こちらの悩みの相談にのってくれて、私の悩みを肯定してくれて、応援までしてくれた。それで、心の緊張がほぐれて、スッキリして、一気にパワーがみなぎったのだと。それが証拠に、その後は、どんどん回復していった。
妻の一言で、気持ちよく決定!
その日家に帰り、もちろん妻には、そんな所に行ったとは言えないのだけれど、思い切って、包茎手術をやっぱり受けたい、と相談してみた。すると、妻の返事はしごくシンプルで快活だった。
「うん。わかった。じゃあ、応援するよ!」と。「前からずっと言ってたもんね。私としては今のままでも良いんだけど、あなたが気になって仕方ないんなら、思い切ってやってみたら。色々調べて慎重にね。でも、あなた、怖い怖いとかいいそうね笑 いいわよ。私が手術当日はつきあってあげるから!」
妻のこの言葉で、即決だ。
これまで、なんかうじうじ気にしていたのがバカみたいに思えた。愛する妻にさえ、自分のこの悩みをちゃんと言えていなかったことこそが、恥ずかしかった。
睾丸マッサージのお姉さん、感謝!(実は、術後を見せに行くと言ってしまったので、こっそり報告しに行き、視認してもらおうと思っている笑)
では、また次回!